図書館員が薦めるこの1冊『じんべえざめ』
2021.06.14
今回紹介するのは、『じんべえざめ』という絵本です。自分が当たり前だと思っていることを、ひっくり返してくれる1冊です。
著者の新宮晋さんは、大阪府出身の造形作家です。絵本だけでなく、風や水など自然の力で動く立体作品を多く制作しています。関西では、たとえば、兵庫県立美術館のエントランスホールの大階段に、新宮晋さんの大きな立体作品が展示されています。その立体作品を見ると、自分が“風のなかをゆったり泳ぐ魚”になったような気分になります。
人間にとっての「水面」は、魚にとっては何なのか。
ぜひ、魚の気分になって、この絵本をめくってみてください。